川場村は面積の83%を山林が占めており、1980年ごろまで林業が栄えていましたが、輸入木材の増加に伴って国産材の価格が低迷、山の手入れができなくなりました。川場村は、コシヒカリやリンゴなどの特産品に恵まれており、水源を守る意味でも山をよみがえらせたいという思いがありました。
その後、志を共にした清水建設株式会社、東京農業大学と「元気なふるさとづくり協定」を結び、株式会社ウッドビレジ川場の誕生に至りました。
地域資源である木を有効に活用することで、新たな産業やエネルギーを創出し、林業を活性化させ、地域振興にも繋げていこうという木材コンビナート事業が始動しました。今後も川場村に合った形で運用を進め、循環型地方再生事業のモデルを構築していきたいと思います。